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積水ハウスのシーカス [ハウスメーカーを決めるまで]

積水ハウスの軽量鉄骨住宅にはシーカスが標準装備される。

シーカスは伸縮により摩擦熱を発生させ、地震の運動エネルギーを熱エネルギーに変換するエネルギー変換器だ。純粋なエネルギー交換器なので応力がかかっておらず、ブレースの数はこれまでと同じなのだそうだ。

「シーカスはいくら伸縮させても必ず元に戻ります」と夢工場では力説していたので、もし大きな地震がきてブレースが伸びてしまったら、シーカスは元に戻っても、結局外壁を外してブレースの調整をしなくてはいけないんじゃないかと聞いてみた。:-)

そうしたら、「そんな大きな地震はこないので大丈夫。」という答えが…。

なんとなく、シーカスの存在意義自体も否定しているような…。多分、正しい答えはシーカスは家の揺れをおよそ半分に抑える効果があるので、ブレースが伸びることはまずありません。となるのだろう。

その点、ヘーベルハウスのハイパークロスは、極低降伏点鋼が破損しない限り元に戻るはずなので、ブレースの調整をするのに比べたら遥かに優れていると感じてしまう。また、鉄骨ラーメン構造のβシステム工法をとる 3 階建てには、構造の違いからシーカスを使うことはできない。なので、積水ハウスの 3 階建ては相変わらず制震ではないのだ。

ちなみにヘーベルハウスも、システムラーメン構造の FREX シリーズでは、ハイパークロスを使わないので制震ではない。

追記
2014年4月より、FREX にもオイルダンンパーによる制震システム、SeiRReS(サイレス) が標準装備されるようになり制震構造になりました。こちらに FREX の SeiRReS について書いた記事があるので、よろしかったらどうぞ。旭化成のプレスリリースはこちら。
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