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次世代省エネ基準 [ハウスメーカーを決めるまで]

高気密・高断熱にしながら、なぜ常時換気を行うのかと質問したことがある。
すると、高気密を実現したら、ホルムアルデヒドの問題がクローズアップされ、そこで常時換気の必要性が説かれるようになったそうだ。

セキスイハイムは、Q値、C値共にずば抜けた性能を出している。

60 年も住み続けられるというセキスイハイムだからこそ、この性能がどのくらい維持できるのか聞いてみたのだが、明確な回答をもらうことはできなかった。まあ、次世代省エネ基準に対応してからそんなに時間が経ってないので、まだ厳密なデータを持ってないというのが正直なところだろう。セキスイハイムの快適さは、この高気密・高断熱があって初めて成り立つものだと思う。だからこそ、この性能をどれだけ維持できるのかを明確にしてほしい。

それと、ヘーベルハウスが標準仕様で次世代省エネ基準に対応できない (しない) 理由を考えてみた。

通常、気密性を高めるために断熱材の継ぎ目に気密テープを貼っていく。

ヘーベルハウスは断熱材としてネオマフォームを使っている。変形せず、時間が経っても垂れ下がることが無いという特質を持つ代わりに、変形しないネオマフォームをハイパークロスの裏側に押し込むのは至難の業だ。そのため、ハイパークロスがある場所にはネオマフォームを小さく切って敷き詰めなくてはならない。当然、継ぎ目が沢山できてしまうので、気密テープを貼る部分が非常におおくなってしまうのである。グラスウールであれば、ある程度の変形も許すのでこういったスペースに押し込むことも不可能ではないだろう。

高性能なネオマフォームを使っているという事実が、気密性を高められない理由の一つではないかと思っている。



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ウォームファクトリー(セキスイハイム) [ハウスメーカーを決めるまで]

ウォームファクトリーは蓄熱式暖房機の一種だ。

実は妻の実家が蓄熱式暖房機を使っていてとても評判が良い。冬は気温が氷点下まで下がるような所だが、家全体がほんわりと暖かく快適だ。家全体を暖めてくれるので、風呂場やトイレなどのヒートショックを防ぐことができ、高齢者にとって非常に優しい設備でもある。また、その構造から可動部分が非常に少ないため耐用年数が非常に長いらしい。

蓄熱式暖房機のしくみは、安価な深夜電力を使ってレンガに蓄熱し、それを電気代が高くなる日中に放出する。ただ、放出している熱をとめることはできないので、capi-ta 達のように共働きの場合、誰もいない家を暖め続けることになってしまう。また、寒いと思って電源をいれても、かなり時間が経たないと暖かくならないので、季節の変わり目は計画的に運転する必要がある。

ヒートポンプのような機構ではなく電気を直接熱に変えているので、COP は 1 以下になるはず。深夜電力を使うという点では暖房費を抑えられるけど、省エネという点では疑問もある。

子育て中とか、妻が専業主婦だったり、高齢者がいたり、つねに家に誰かいるのであれば非常に魅力的な選択肢だけど、capi-ta 達にはもったいない設備になってしまうのだ。

話を戻すと、セキスイハイムのウォームファクトリーは蓄熱式暖房機を床下に置くことで、場所をとらずに床から輻射熱であたためてくれるという非常に良くできたシステムだが、少し気になるのは、ベタ基礎と土の間に断熱材が無いこと。ある程度は熱が地中に逃げてしまうのはさけられないだろう。床下に蓄熱式暖房機があるということは、床下の空間の温度がかなり上昇することを意味する。基礎の立ち上がりには断熱材を貼っているが、中と外に大きな温度差が生まれてしまうと思う。この温度差がコンクリートの中性化を早めてしまうことは無いのだろうか。

このように気になる点があるにしても、ライフスタイルさえ合えばぜひとも選択したい設備だ。



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ヒアリング(セキスイハイム) [ハウスメーカーを決めるまで]

設計の K さん。
「ずど〜ん」と視線が抜ける、「ずど〜ん」と連続開口をつかう…、「ずど〜ん」が口癖。
妻によればこの「ずど〜ん」という感覚が理解できなかったそうだ。

とりあえず、ハイムBJでプランを作成してもらうことにした。

なぜなんだろう。どうしてもセキスイハイムの家は外観がしっくりこない。
パルフェやドマーニは邸宅感にあふれてしまうし、ハイム bj はモダンで好きなのだが、ペラペラに感じてしまうのだ。

妻は 1 階と 2 階の間の胴差(どうさし)が好きになれないといっていた。

capi-ta 達にとって、セキスイハイムの一番の魅力はずばぬけて高い気密・断熱性能と、ウォームファクトリー、エアファクトリーだった。特に冬の寒さと春の杉花粉に悩まされている妻にとっては、抗しがたい魅力だったようだ。

ところが、冷静になって考えてみると、このウォームファクトリーが自分たちのライフスタイルにあわないのだ。

セキスイハイムの名刺には、卒業した大学や持っている資格が列挙されているのだけど、資格はともかく大学は書く必要があるのだろうか。自分にとっては余計な先入観を持ってしまいそうになるので、無い方がいいかも。


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ヒアリング(ヘーベルハウス) [ハウスメーカーを決めるまで]

初めはあまり乗り気ではなかった家づくりだが、かなり面白くなっていた。
ひまさえあれば、カタログや Web とにらめっこ。(笑)

まずは、ヘーベルハウスのヒアリングにのぞむ。

営業の Y さんから、設計の N さんを紹介される。
結構髪が長いのは音楽をやっていたから。

カタログを見ていて、ヘーベルハウスの中では PAO がいいと思った。
「無駄を排除したミニマルな空間」というコンセプトがとても気に入った。
高いと言われているヘーベルハウスでも、PAO なら何とかなるんじゃないかという期待も…。(笑)

設計の N さんにイメージというか、感覚的なことをとりとめも無くしゃべる。

派手にはしたくない。邸宅感は嫌い。
装飾による美しさではなく、家そのものが持っている機能美を感じさせる。
ごてごてした感じを排した塊感のある家。
コンパクトでも、必要なものはすべて入っている、無駄の無い空間。

妻からは「外からの視線をできるだけ避けつつも開放感のある家」というむちゃくちゃな要求が。(笑)

そして、標準仕様では次世代省エネ基準をクリアしていないことをうだうだ言っておいた。
そう。ヘーベルハウスは標準仕様だと次世代省エネ基準をクリアしていないのだ。他の大手メーカーのほとんどがクリアしているというのに。

特に冬の寒さを気にしている妻にとっては、この事実は大きなマイナスポイントとなっているようだった。

N さんが言うには「井戸水で冷やしたスイカと冷蔵庫で冷やしたスイカがあったら、うちは井戸水で冷やしたスイカを美味しいと思う会社」らしい。

つまり、高気密・高断熱にして窓を閉め切り冷暖房を使いつつ強制換気を行うような家ではなく、窓をあけて風を通したり、日の光を取り入れてひなたぼっこしたりといった、自然と共生するような家を目指しているということ。なんとなく、答えになっているようないないような。(笑)

こうゆう間取りとか、生活パターンとかをあまり伝えなかったのだけど、はたしてこのヒアリングでどんなプランができあがってくるんだろ?


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これまでの印象 [ハウスメーカーを決めるまで]

ここまで、ヘーベルハウス、積水ハウス、セキスイハイムの展示場、カタログを見た感じでは、ヘーベルハウスと積水ハウスがいいかなと思った。外観も好みのモデルがあったし、特に制震構造が良くできている。

かといって、セキスイハイムの耐震性が劣るかと言えばそんなことは無いと思う。ただ、セキスイハイムの GAIASS は少しわかりにくい。もともとボックスラーメン構造をとっていることから地震に強いというのはわかるが、構造躯体の外壁も耐震性に寄与していることから、ハイブリッド耐震構造といっている。それを言い出したら、他のメーカーの外壁も多少なりとも耐震性に寄与しているんじゃ…。

ヘーベルハウスの最大の特徴であるヘーベル板は、それ自体に耐火、断熱、遮音などの機能をもっているところがよい。割石タイプのパターンの外壁には独特の質感があり、壁自体いいなと思わせる。

確かにこのヘーベル板を大胆にも外壁に使い、最大の弱点である防水を薄い塗装にのみ頼っている点は心配ではある。おそらく、自分が寒冷地に住んでいるとしたらヘーベルハウスはこの時点で候補から落ちていたかもしれない。(もともと寒冷地では売ってないけど)

積水ハウスは住宅メーカーのトヨタのような存在だと思った。飛び抜けた特徴も無い代わりにすべての点で優等生。外観のバリエーションも多彩だし、建具の種類も目が回るくらいだ。これならば、納得の家をつくることは可能だろう。ヘーベルハウスを目の敵にしているようなふしのある積水ハウスだが、一部の床や天井には ALC コンクリート、すなわちヘーベル板を使っているのも事実である。

セキスイハイムは気密・断熱性能は優れているのだが、いまいち惹かれるものが無かった。この気密・断熱性能にウォームファクトリー、エアファクトリーそして太陽光発電が加わることで、家としての完成度は非常に高い。逆に言えば、このうちのどれか一つでも欠けると、本来のセキスイハイムとは言えない気もする。



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セキスイハイム展示場見学 [ハウスメーカーを決めるまで]

行ってみたいと思っていた 3 つ目のハウスメーカーはセキスイハイム。

営業の K さんは、若くて爽やかなスポーツマンタイプ。けっこうかっこいい。営業の鏡のような人で、そつが無く、できるな、と思わせる。そして何より説得力があるのは、K さん自身セキスイハイムで自宅を建てていることだ。

まあ、あくまで「営業」の鏡なので、さりげなく営業テクニックをしのばせる老獪さには注意が必要だけど。(笑)

セキスイハイムでは、打合せの時には飲み物を選べるし、時間が長引くとかならず替えを持ってきてくれる。そういったところにも対応のきめ細やかさが表れている気がする。

この頃は二世帯住宅も少し考えていた。
その場合、資金を捻出するために賃貸経営も検討していた。
それまでに、ヘーベルハウス、積水ハウスにも同じようなことを話してみたけど、検討してくれたのはセキスイハイムだけ。やはり地域を考えると、あまり賃貸を経営するには向かないのだ。1K くらいの小さな部屋をできるだけ確保することが利益につながるのだが、うちの周りではファミリータイプは借り手がいても 1K を借りる人は、まずいないだろう。

結局、都心に近く高い家賃収入が見込めるか、資産がたくさんあって税金対策が必要な場合には賃貸経営は魅力的だけど、それ以外ではリスクの方が大きくなってしまうので、必然的に二世帯住宅の選択肢も無くなった。

最近のセキスイハイムの売り方はエコロジーを中心に据えている。地震に強いとか、構造躯体の話はあまりアピールしない。どちらかというとそこに興味のある自分としては、すこし物足りない。

外観はデジオが気に入ったのだが、3 階建てのみと聞いてがっかり。パルフェやドマーニは値段が高い上に邸宅感が好きになれない。唯一いけそうだったのがハイム bj だった。

セキスイハイムは、今回検討したハウスメーカーの中で唯一外壁にタイルを使っている。確かにタイルの耐久性は高そうだけど、目地はどうなのだろう。営業の K さんによれば目地はエポキシ系樹脂でできており、こちらも耐久性は高いという。そうはいっても樹脂なわけで、周辺で火事があったら樹脂が溶けてタイルが落ちてしまいそう。タイルの内側のボード本体は高い耐火性能を持っていても、エポキシ系樹脂の耐火温度はそれより全然低いはずだ。

メインテナンスについても、通常の外壁であれば、汚れなどが目立ってきたら塗装すればよいのだが、タイルの場合、目地だけを塗り直すようなことは不可能なのが気になるところ。



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積水ハウス展示場見学 [ハウスメーカーを決めるまで]

正直いって、この時に行った積水ハウスの展示場はさほど惹かれるところが無かった。

テイストの違う二つの家がくっついたような二世帯住宅の3階建で、外観はそれなりにモダンなのだけど、インテリアはオーセンティックを基調とした、自分にとっては少しくどい感じ。

営業の A さんはもともと設計をしていて、営業もしつつ図面も引くという。

話をしていても、技術的な話題をふると、とたんに目をキラリとさせて説明してくれるところにエンジニア魂を感じる。(笑)

それにしても、展示コーナーに明らかにヘーベルハウスを攻撃しているとおぼしきパネルがあって、業界 No.1 の積水ハウスが、なにもそこまでしなくてもと思ってしまう。

はじめに 3 年後くらいを考えていると話したので、あまり熱心な営業活動は無かった。それが災いしたのか、帰り際にも総合カタログしかもらえずちょっと寂しい。(笑)

ちなみに積水ハウスとセキスイハイムは似ているが完全な別会社。さすがに住宅業界の巨人だけあって、いろいろなことがあるみたい。
タグ:積水ハウス
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ヘーベルハウス展示場見学 [ハウスメーカーを決めるまで]

3/20 春分の日

ついに住宅展示場に足を運んでみた。

しばらく前から、妻には一度行ってみようと誘われていたが、まだまだ先のこととまったく真剣に考えていなかった。(笑)今シーズンからスキーを引退して、この時期の週末家にいることになったので、少しはまじめに考えるようになったのかも。

この日、初めて足を踏み入れたのはヘーベルハウス。
FREX というシリーズの3階建てで、フォールディングウィンドウをふんだんに使って大きく開口部をとった和モダンな部屋にいきなり圧倒される。(笑)

展示場はとにかく見所をつくることに徹していて、金額の点でも広さの点でも、参考にできるところはほとんどないということを、今となってははっきりと断言できる。(笑)

対応してくれた Y さんはまだ若い感じだったけど、構造の展示コーナーでは熱っぽくヘーベルの良さを解説してくれた。阪神大震災で、焼け野原にぽつんと残ったヘーベルハウスの写真はかなり説得力がある。

説明の中でロングライフ住宅という言葉を強くアピールしていたのだが、60年間住み続けられるといっても、そのとき明らかに自分は生きていないのだ。それに長い人生の間にはライフスタイルも刻々と変化して行くので、ロングライフ住宅というコンセプトにどれほどの意味があるんだろう。

そこで、ヘーベルハウスを買ったどれだけの人が、今でも住み続けているのかを、Y さんに調べてもらうことにして展示場を後にした。

午後 1 時くらいにやってきて、この時点ですでに外は真っ暗。この日のうちにいくつか見てみたいと思っていたけど、話を聞き始めるとついつい長くなってしまい、先が思いやられた一日だった。


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