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床下の設備 [ハウスメーカーを決めるまで]

セキスイハイムは床下にウォームファクトリーとエアファクトリーという非常に重要な設備が設置される。

ふと思ったのだが、万が一周辺で床下浸水や床上浸水が起きてしまうほど水が出てしまった時、床下に水が浸入してしまうことはないのだろうか。確かに周辺が床下浸水したくらいでは、ベタ基礎で通気のための穴も無いので心配する必要は無いのかもしれない。

しかし、近年東京周辺では気候の亜熱帯化が進み、想像を遥かに越えた集中豪雨が発生したりする。そのため、排水設備の整った地域であっても床下浸水することはざらになってしまった。

30 年以上住み続けることを考えると、少しでも水の出る可能性がある地域であれば、床下の設備はリスクをよく検討した上で採用した方がいいのかもしれない。

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積水ハウスのプラン [ハウスメーカーを決めるまで]

営業の A さんには、

2 階リビング。
子供部屋を 2 階に。
子供ができるまでは、そこをワークスペースとして使う。
ハイスクリーンウォールを使った囲まれ感のあるバルコニー。

というリクエストを出して、カタログの気に入った写真を指定してプランを作成してもらった。

指定した写真は単に外観が気に入っただけだったのだが、実はその中の一枚がかなり魅力的なつくりだったことが判明。A さんはその写真の間取りを参考にプランを作成してくれた。出来上がってきたプランは IS オーダー・モダンで、想像していたよりもずっと良かった(見くびっていたわけじゃありません。)。正面は 2 階が 1 階よりせり出したキャンティで、引戸を入ると横長の土間空間、その中にさらに玄関がある。サイドにはスリット状の窓が 1 階から 2 階に連続しており上品な感じがする。2 階にはバルコニー、1 階にはテラスがあり、それを囲うように窓が配置され光を取り込みつつ視線を避けている。capi-ta 達が出したリクエストがしっかりと反映されていた。設備もヘーベルハウスとは違って、初めからいいものが設定される。

でも、気になる点もあった。家全体が縦長の形状で、外壁の面積が大きくなっている。これは即価格アップにつながる。その上、総面積も大きくなってしまい値段がかなり高くなってしまっていた。縦長な家なので駐車場の位置が思っていた場所と違ってしまっている。

このプランはかなり魅力的だったので、なんとかこのプランの良さをキープしたまま、総面積を減らして価格を抑えてもらえるように修正してもらったのだけど、一部を削るとどうしても良いところも削られてしまう…。

capi-ta は気づいていなかったが、妻に言わせると、営業の A さんは、プランに関してはほとんど妻には話しかけなかったそうだ。「わたしは全然相手にされていなかった。(-.-#」家族みんなにとって、それなりにいい家を作るには、やはり妻の意見も必要だというのが capi-ta の考え。それに比べるとヘーベルハウスの提案書など、ほとんどの書類に妻の名前も併記されていた。こんな細かいところも心象を変えてしまったりするのかもしれない。

タグ:積水ハウス
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セキスイハイムのプラン [ハウスメーカーを決めるまで]

セキスイハイムだけは 2 世帯住宅と単世帯の 2 つのプランをつくってもらった。結局 2 世帯は資金の面から直ぐにあきらめることになったのだが、残念ながらどちらのプランも「この家に住みたい。」という気持ちがわき上がってこなかった。家の性能は申し分無い。吹き抜けも、バルコニーもある。でも、何かしっくりこない。

玄関を入ると家の奥まで見通せるように廊下があり、視線が「ずど〜ん」と抜けている。(^^;;
capi-ta にとって、吹き抜けは開放感と採光のためだけではなく、1 階と 2 階に一体感を持たせるためにある。ところが、2 階は吹き抜けの周りがすべて壁で囲われてしまっていて、室内窓が唯一のつながりに。せっかくの吹き抜けが活かせていない。

営業の K さんはとても親切な人で、参考になればとお客さんの家に連れて行ってくれた。
そのお宅は、ブラックのタイル外壁をまとったハイム bj。一目見てかっこいいと思った。外観・外構ともにとてもおしゃれで、capi-ta 達のプランとくらべて、この違いはなんなんだろう。中に入るとエコカラットを使った壁に照明が落としてありとてもいい雰囲気。インテリアはすべて白で統一され、とても大きな吹き抜けが目を引く。2 階の吹き抜けの周りに壁は無く、1 階と 2 階の一体感もある。

家造りを主導した奥さんが言うには、とにかくプランは何度も何度も修正してもらったそうだ。「言いたいことは全部言わないと、いい家にはならないです。」まさにその通り。セキスイハイムに決めた理由も聞いてみた。「イメージをしやすかったことと、営業さんかな。」確かにセキスイハイムの CG はかなり良くできていて、昼と夜の両方のイメージがあるので、夜の照明もイメージしやすい。なにより営業の K さんは本当によくできる人だ。「ウォームファクトリーはどうですか?」と質問したら、「あたたかいくて快適。」という答え。capi-ta 達が共働きだということを言うと、「それじゃあ、必要ないかもしれないですねぇ。」
やっぱり…。

その後、capi-ta 達も何度かプランを修正してもらったのだが、どうしても外観が「好き」にはなれなかった。結局かっこ良くならなかった理由は、いまいち説明しにくいのだけど、駐車場を 2 台分確保したため玄関だけがせり出していて、この幅が狭いせいだと思っている。


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ヘーベルハウスのプラン [ハウスメーカーを決めるまで]

DSC03576.jpg前回のヒアリングでは、いったいどんなプランができてくるのか、かなり不安だったが、そんな不安はまったくの杞憂だった。
設計の N さんが手書きの図面を見ながら説明してくれる。CAD で引かれた図面もいいけど、手書きの図面はデザイナーのイメージスケッチのよう。
一目見て、「この家にすんでみたい。」と思った。大胆にフォールディングウィンドウを使ったバルコニー、そのバルコニーを囲んでダイニングとリビング。かといって、壁が立ち上がっているので外からの視線は全く気にならない。無謀とも思えた妻の意見がしっかりと反映されていた。(笑)そして 1 階の地窓からは小さな庭も見える。

とても魅力的なプランだった。

もともと、今住んでいる賃貸マンションを出てさらに郊外に家を建てるからには、そこから通勤してでもその家に住みたいというモチベーションが必要なのだ。もし、マンションと同じような家であれば、マンションを買ってしまった方がいい。

N さんのプランはまさに、そのモチベーションを与えてくれるようなプランだった。つい、頬がゆるんでしまう。(笑)

ふと、横を見ると、やけに冷静な妻の顔が。

いけない、いけない。緩んだ顔の筋肉をひきしめる。(爆)

やっぱり標準仕様では次世代省エネ基準をクリアしていないことが気になる。
値段のことも。

この後、今回のプランの良さがぶちこわしになるんじゃないかと思うほどの大きな修正してもらったが、それでも N さんは capi-ta 達の希望を取り入れて、さらに理想的なプランを提示してくれた。

とても順調に話が進むかに思えたが、一つ大きな問題が出てきた。5月中に決断をしてほしいというのである。これにはどうしても納得いかなかった。理由を聞いても、次のステップにすすむためとしか言ってくれない。じっくり時間をかけて家造りをしていきたい capi-ta 達にとって、せかされるというのは最も避けなければいけないことである。

少なくとも他のメーカーさんのプランを見てからでないと決められないと思った。

ハウスメーカーを決めるのは、プランだけではない。
家の性能、金額、関わるスタッフ、すべてを総合的に評価しないと。



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すきまのはなし [ハウスメーカーを決めるまで]

どのメーカーの営業さんも、必ず外壁の耐火性能については自信を持っていて、得々と説明してくれる。そこでいつも聞いていることがある。

「外壁の耐火性能が高いことはよくわかったのですが、ボードとボードの間を埋めているコーキング部分の耐火性能はどうなんですか?」

とたんに皆さん歯切れが悪くなってしまう。どのメーカーも納得のいく説明をしてくれた人はいなかった。

ネットで調べると、通常コーキング材の耐火温度は 300 度位らしい。おそらく、セキスイハイムが使っているガスケットにしても、積水ハウスのシールジョイントにしても大差ないと思う。外壁は 900 度の熱に耐えることができても、継ぎ目のコーキングやガスケットなどは直ぐに焼け落ちてしまうだろう。そうなると心配なのは、その隙間から中に火が入ってこないかどうかというこになる。

ヘーベルハウスのバス見学会で、設計課長さんがこの疑問に対して唯一納得のいく答えをくれた。

「コーキングが焼け落ちても、ヘーベル板の間隔は 1mm 程度しかなく、ここから火が侵入することはあり得ません。」

実際に躯体現場で見てみると、確かに厚さ 75mm のヘーベル板の間隔は 1mm 程度しかないので、ここから火が入って中に燃え移ることはまず考えられない。

積水ハウスの外壁の間隔は 10mm 程度あるように見えるが、軽量鉄骨を使った住宅では外壁の取付け方法から、必ずそこに鉄骨がくるので火の侵入はなさそうだ。セキスイハイムの場合も間隔は 10mm 程度で、鉄骨(?)がくるようになっているのだが、その裏にスタッドという木の柱がある。金属は熱を伝えやすいのでかなり気になってしまう。

やはり耐火性能では、標準仕様で外壁の耐火等級 4 を実現しているヘーベルハウスに分があるのは間違いなさそうだ。


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セキスイハイム工場見学 [ハウスメーカーを決めるまで]

工場見学 3 部作のトリは、セキスイハイム。

この地区からの参加者は、なんと capi-ta たちとあと2組だけ。巨大なバスに営業さんのマイクの声ががらんと響き渡る。さびしい。こんなに少ないことは滅多に無いそうだが。

埼玉県蓮田市にあるセキスイハイムの工場にも関東一円から次々とバスがやってきていた。ここでは着ぐるみ達のお出迎えは無かったが、新人君たちが精一杯の笑顔でお出迎え。がんばれ〜。(笑)

まずはウォームファクトリーをフル装備したパルフェを体験。確かに巨大な吹き抜けがあってもあたたかかった。この日も多少肌寒い感じではあったが、ウォームファクトリーの真価を体感するには真冬に行くべきだろう。しかし、この施設は真夏には何をアピールしているんだろう?クールファクトリー?

セキスイハイムの工場見学はその名の通り「工場見学」である。ユニットが造られていく過程に沿って行程を見学するのだ。工場を見学することで、ユニットがどのように生産されていくのかをつぶさに知ることができる。

工場見学の他にもいくつか実験を見せてもらった。

なかでも耐震実験では、関東大震災の揺れを忠実に再現していて、とても興味深かった。阪神大震災の 6 秒間に比べ関東大震災は 105 秒も揺れ続けたという。手すりにしっかりと捕まっていたので揺れに耐えることができたけど、何も捕まらずには立っていることすら不可能。

ふと、子供の頃、学校の宿題で祖母に関東大震災の様子をインタビューした記憶がよみがえってきた。祖父はちょうど牛の爪切りに出かけていたそうだ。(爆)

耐火実験としては、外壁材 SFC ボードをバーナーであぶって見せてくれるんだけど、当然タイルは貼られていない。やはりエポキシ系樹脂でタイルを固定しているため、バーナーであぶればはがれ落ちてしまうのだろうか。

クレーンを使って躯体を地上 5m から落下させてその強度を確かめる実験もあったのだが、capi-ta 達のグループは時間があわずに見れなかった。残念。

この他にも基礎の見学や、設備の見学などもあり、結構盛りだくさんだった。

工場見学としては良くできた見学会なのだけど、夢工場を見てしまった後なので、どうしても見劣りしてしまう。もう少し、セキスイハイムの良さをアピールすべきじゃないだろうか。例えば,実際に C 値を測定するとか、少ない電力でも冷暖房の効きが良いところを体感するとか。

工場で 80% 程度作ってから現場で組立てるというのは、コスト削減の面でも、安定した性能を維持するという点でも非常に優れている。

でも、現場での行程が極端に少ないということは、施主の目が行き届かないということでもある。

ユニットがやってきたと思ったら、もうほとんど出来上がってしまっているのだから。十分に打合せをして仕様を確認しておかないと、できあがってから、あれ?こんなはずじゃ…ということになりかねない。

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ヘーベルハウス・バス見学会 [ハウスメーカーを決めるまで]

この日は4月だというのに真冬並みの寒さ。雨まで降っている。

絶好の見学会日和だ。(笑)

というのは、条件の悪い日に見学会に行ってこそ、その家の真実が見えてくるはず。
ものすごく寒い日もあれば、暑い日もあるし、大雪が降ることもあれば台風がくることだってある。そんなときであっても、快適であることを確かめておきたいのだ。

一軒目は築26年のロングライフ宅。capi-ta にはこの頃のヘーベルハウスとセキスイハイムは区別できない。(爆)

玄関をあがって、床があまりにしっかりしているのに驚く。ご主人のお言葉にあまえて、飛び跳ねてみても全く問題ない。当時としては先進的だと思われるペアガラスのアルミサッシの開閉も本当にスムーズだ。
ご主人はやたらと場慣れしている感じで話がうまい。今は既に退職されているようだが、それなりの役職に着いていたことは想像に難くない。

こちらのお宅では、真冬の気温は 10 度以下には下がらないそうだ。
実は積水ハウスの展示場で、「この家は真冬でも気温が 10 度以下には下がらないんですよ。」と言われとても感心していたので、かなりの驚きだった。当然、日当りや風通しなどの立地条件によると思うけど、築 26 年のヘーベルハウスもやるじゃん。

二軒目は入居2年の新入居宅。ご主人は旭化成リフォームの社員さん。

ぐんぐん気温が下がり、外はまさに真冬並みの寒さ。気を利かせて床暖房を入れてくれてあったので、 2 階のリビングはぽかぽか。これで妻は床暖房が入るならヘーベルハウスもありと思ったらしい。そして、3階の子供部屋にはしっかりとアップライトピアノが置かれていた。もちろん、特に補強などはされていない。

新入居宅を後にして、次の躯体現場にバスで向かうはずだったが、待てども待てどもバスが来ない。さむいぃ〜。営業さんはなかなか来ないバスに気が気で無かっただろう。

最後は建築中の躯体現場。

屋外でヘーベル板の耐火実験を行ったのだが、寒くていられない。思わずバーナーの近くで暖をとる。(笑)
まだ断熱材などの施行はされていないが、中に入るとそれだけでだいぶ違う。

数十分間、バーナーであぶり続けたヘーベル板、サイディングボード、モルタル外壁の状態を確認する。サイディングボードとモルタルの外観はぼろぼろ。中のグラスウールは問題ないが、木枠は着火点の230度を越えて黒こげ。それに比べてヘーベル板は外観がすすけてはいるが、木枠も当然ネオマフォームも全く問題なしだった。

でも、実はこの実験には感心しない点もある。だいたい、サイディングボードが直接木枠にとめられて空気層も無くいきなりグラスウールという構造は最近のハウスメーカーでは見られない。実際の壁と同じ構造にするのは難しいにしても、これを見て勘違いをしてしまう人は多いと思う。

日本の場合、火災が通報されてから 15 分以内に放水が開始されるという。でも、これはあくまで火災が通報されてからの時間なので、発火してからの時間ではないという話があった。通報されるぐらいに火や煙が大きくなってから、さらに 15 分はかかってしまうのだ。それを考えると、やっぱり耐火時間は長いに越したことは無いと思うのだった。

寒さのせいか、帰りの暖かいバスで出たまい泉のカツサンドがとても美味しかった。(^^;;
今回の見学会では、寒いときのヘーベルハウスがどんな様子なのかわかったのがとても良かった。それに、築 26 年の家についてあれだけ情熱を持って話せるのは、よほどヘーベルハウスが気に入っている証拠だと思う。

他のハウスメーカーでも同じような見学会をやってくれるといいのに。


積水ハウスのシーカス [ハウスメーカーを決めるまで]

積水ハウスの軽量鉄骨住宅にはシーカスが標準装備される。

シーカスは伸縮により摩擦熱を発生させ、地震の運動エネルギーを熱エネルギーに変換するエネルギー変換器だ。純粋なエネルギー交換器なので応力がかかっておらず、ブレースの数はこれまでと同じなのだそうだ。

「シーカスはいくら伸縮させても必ず元に戻ります」と夢工場では力説していたので、もし大きな地震がきてブレースが伸びてしまったら、シーカスは元に戻っても、結局外壁を外してブレースの調整をしなくてはいけないんじゃないかと聞いてみた。:-)

そうしたら、「そんな大きな地震はこないので大丈夫。」という答えが…。

なんとなく、シーカスの存在意義自体も否定しているような…。多分、正しい答えはシーカスは家の揺れをおよそ半分に抑える効果があるので、ブレースが伸びることはまずありません。となるのだろう。

その点、ヘーベルハウスのハイパークロスは、極低降伏点鋼が破損しない限り元に戻るはずなので、ブレースの調整をするのに比べたら遥かに優れていると感じてしまう。また、鉄骨ラーメン構造のβシステム工法をとる 3 階建てには、構造の違いからシーカスを使うことはできない。なので、積水ハウスの 3 階建ては相変わらず制震ではないのだ。

ちなみにヘーベルハウスも、システムラーメン構造の FREX シリーズでは、ハイパークロスを使わないので制震ではない。

追記
2014年4月より、FREX にもオイルダンンパーによる制震システム、SeiRReS(サイレス) が標準装備されるようになり制震構造になりました。こちらに FREX の SeiRReS について書いた記事があるので、よろしかったらどうぞ。旭化成のプレスリリースはこちら。
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積水ハウス住まいの夢工場見学 [ハウスメーカーを決めるまで]

営業の A さんの強いすすめで「住まいの夢工場」見学会に参加した。

茨城県古河市のこの近辺は、テーマパークとしての夢工場だけでなく、広大な積水ハウスの工場群がある。夢工場にバスが到着して驚いたというか、笑ったのは、沢山の着ぐるみ達が迎えてくれたのだ。

やっぱりテーマパークだった。(笑)

まずは、映画館のようなシアターに通され、そこでイメージビデオを見る。おじいさんと孫のふれあいから始まって家族の団らん、というように輪が広がってゆく。そして、少しずつカメラが引いて積水ハウスの家々が映し出されると、目の前の扉が開いてそこには積水ハウスの家々が…。とにかくイメージ戦略は完璧。強くファミリーを意識していている印象だった。

夢工場のなかにはいくつも建物があって、建物ごとにテーマが決まっている。そのなかでも capi-ta 達が感心したのは、おいしいお弁当と無料のドリンク。

というのは冗談で(笑)、 Be Tech 館やユニバーサルデザイン館だった。

Be Tech 館ではシーカスが運動エネルギーを熱エネルギーに変換する実験や SH セラミックウォールを使った耐火、強度実験が面白かった。βシステム館では、150km/h の硬球を SH セラミックウォールにぶつけて強さをアピールしていた。ユニバーサルデザイン館では、車いすでの移動のしやすさや二人が入ってもそれほどきつくないトイレなど、メーターモジュールの面目躍如といったところ。

そして最大の見所は「案震館」。耐震構造の建物と免震構造の建物に同じ揺れを起こして比較する。免震の建物には見学者が、耐震の建物にはスタッフが入る。さすが、免震の建物は震度 7 クラスの地震でも震度 4 程度にしか感じない。耐震の建物も損傷などは全く無いのだが、中のスタッフも慣れているとはいえうっかり気を抜くと、あまりの揺れに壁に腕をぶつけたりする始末。見ていた子供が思わず泣き出してしまった。(笑)

とにかく免震のすごさをみせつけられるが、耐震でも十分に強度があることがわかる。

そして、東京ガスと東京電力の熾烈な戦いも見られた。特に東京ガスは、自前のガステーブルを使って作ったケーキやお茶をふるまったりして、必死のアピール。それに比べると東京電力は余裕すら感じられた。(笑)

こんなすてきな夢工場だが、突っ込みどころも満載だ。

シーカスを伸縮させて発熱している様子を赤外線カメラで撮っているように見せているが、明らかにビデオを流していたり、βシステム工法の展示では、応力のまったくかかっていない鉄骨を動かしても何の意味も無いし…。

「安震館」を出たところで、一緒に回っていたおばさんが言っていた。「なんでシーカスの実験は無いんだろうねぇ。」そう。耐震実験では、あれだけアピールしているシーカスとの比較実験は無い。

まあ、シーカスについてはやむをえない、というか当たり前なのだけど。

普通の家は基礎が地面に埋まっていて固定されているので、一階の床は地面と同じように揺れることになる。シーカスはその取付け位置からもわかるように、一階の床よりも上の揺れを軽減する作用はあっても、一階の床以下の揺れには一切効果はない。なので、シーカスと通常の耐震構造では全く差がでないはずなのだ。ともすれば、シーカスなんて無くても同じじゃんとあらぬ誤解をされてしまいかねない。シーカスの比較実験は 2 階建てでないと意味が無いのだ。

積水ハウスで建てるにしても建てないにしても、夢工場は非常に勉強になる施設だった。それに実験に使っている遮熱防犯ペアガラスなどは他のハウスメーカーでも採用しているものなので、一般的な設備を知るという点でも見る価値がある。

このテーマパークはほとんど毎週末オープンしていて、関東全域からバスがやってくる。もしかすると、マイナーな遊園地よりよほど集客力があるんじゃないだろうか。

でも、これだけお金をかけてるんだから、家の値段が高くなるのも納得!!(-.-;;

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2008/12/27 追記

シーカスについて思うこと

シーカスのキモは特別に開発されたゴムである。しかし、ゴムであるが故に、30年、40年と時間が経過したときに、はたしてどれほど当初の性能を維持できるのだろう。
シーカスは純粋なエネルギー交換装置なので、シーカスを使った制震住宅と、耐震住宅のブレースの数は変わらないというのも納得できる。つまり、経年劣化によりゴムの発熱効率が低下してしまったとしても、制震ではなくなってしまうかもしれないけれど、耐震であることは保証されるわけだ。

最近は200年住宅という言葉もよく使われるようになってきたが、一般にコンクリートは中性化してしまうため60年程度しか持たないという。それでも、60年は住まい続けることができるのだ。新築時は、高気密・高断熱や制震といったすばらしい性能を備えているのはわかるのだが、そういった性能がどのくらい維持できるのかということに関しても、よく検討したほうがよいのではないだろうか。
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積水ハウスのヒアリング [ハウスメーカーを決めるまで]

最後は積水ハウスのヒアリング。
実は営業の A さん、実家も積水ハウスだし、自宅も積水ハウスという根っからの積水ハウス党ということが判明。(って当たり前?) それだけに、積水ハウスの商品になみなみならぬ自信をもっている。

カタログを見て、ダインコンクリートの IS シリーズが良いと思っていた。やはり、彫りが深いとぐっと質感も出てくる。ダインコンクリートはヘーベル(ALC)と同じような気泡を持つコンクリートだが、気泡が独立していることが最大の特徴。そのため、水がしみ込みにくく凍結融解実験を 200 サイクル行っても 10% の質量減だという。でも家の寿命を考えると、たったの 200 サイクルの凍結融解実験に耐えたからといって、十分と言えるだろうか。ダインコンクリートの場合も、ヘーベル板と同じように塗装で水から守られていることが前提だと思う。

また、ヘーベルハウスのテクニカルカタログには、細孔で気泡がつながっていない発泡性コンクリートは、熱せられた時、気泡が膨張し破裂する恐れがあると書いてあった。結局、耐火性能を重視するか、凍害に強いことを重視するかの選択にすぎないのだ。

さて、肝心のヒアリングだが、なかなか核心に到達しなかったので、結局

2 階リビング。
子供部屋を 2 階に。
子供ができるまでは、そこをワークスペースとして使う。
ハイスクリーンウォールを使った囲まれ感のあるバルコニー。

といったことをリクエスト。あとはカタログで気に入った外観の写真を指定してプランを作成してもらうことにした。



タグ:積水ハウス
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