気密・断熱工事の補足 [ヘーベルハウスを建てるまで]
今回は、気密・断熱工事の記事で書き漏らしてしまったことを少し。
ヘーベル板とネオマフォームの間には7mmの空気層が存在するのだが、この空気層は全面に確保されているわけではないようだ。
薄いピンク色の部材がヘーベル板に貼られているが、これは厚さ7mmのネオマフォーム。この上に25mmのネオマフォームが敷設されることで、着実に空気層が確保される。これと同じ物が柱とヘーベル板の間にも施工されており、柱の外側に断熱ラインがとられている。ファインヘーベルハウスでは、柱を断熱するのに使われるネオマフォームは20mm。
この空気層は、ガラリや1Fの通気口を介して外界とつながっており、1Fから2Fまで躯体内を通気しているのだが、このような構造になっているので、ここを空気がすーすー通り抜けるということはないようだ。
さて、話は変わって、ヘーベルハウスで使われている気密テープは、住化プラステックのカットクロスという商品。
住化プラステックのカットクロスのページを見ると、結構、興味深いことがわかる。
温度依存性では、20℃から60℃になると、粘着力がほぼ半分になる。
また、エージング試験では、250日でやはり粘着力が半分に低下する。
通常、気密テープが貼られている部分に力が加わることはほとんどない。たとえ粘着力が低下しても、はがれてしまわなければ、気密性が保てなくなるというわけではない。
しかし、地震が起った時、床に関しては剛床システムのおかげでその変位は非常に少ないと思うのだが、水平方向に関しては柔軟なため、壁に施工されたネオマフォームはそれなりに変形することになる。すると、当然のことながら、気密テープでとめられた部分に力が加わるはずだ。この力に耐えられる粘着力はいつまで残っているのだろう。
その結果をこの目で見ることは、たぶん無さそうだ。w
ヘーベル板とネオマフォームの間には7mmの空気層が存在するのだが、この空気層は全面に確保されているわけではないようだ。
薄いピンク色の部材がヘーベル板に貼られているが、これは厚さ7mmのネオマフォーム。この上に25mmのネオマフォームが敷設されることで、着実に空気層が確保される。これと同じ物が柱とヘーベル板の間にも施工されており、柱の外側に断熱ラインがとられている。ファインヘーベルハウスでは、柱を断熱するのに使われるネオマフォームは20mm。
この空気層は、ガラリや1Fの通気口を介して外界とつながっており、1Fから2Fまで躯体内を通気しているのだが、このような構造になっているので、ここを空気がすーすー通り抜けるということはないようだ。
さて、話は変わって、ヘーベルハウスで使われている気密テープは、住化プラステックのカットクロスという商品。
住化プラステックのカットクロスのページを見ると、結構、興味深いことがわかる。
温度依存性では、20℃から60℃になると、粘着力がほぼ半分になる。
また、エージング試験では、250日でやはり粘着力が半分に低下する。
通常、気密テープが貼られている部分に力が加わることはほとんどない。たとえ粘着力が低下しても、はがれてしまわなければ、気密性が保てなくなるというわけではない。
しかし、地震が起った時、床に関しては剛床システムのおかげでその変位は非常に少ないと思うのだが、水平方向に関しては柔軟なため、壁に施工されたネオマフォームはそれなりに変形することになる。すると、当然のことながら、気密テープでとめられた部分に力が加わるはずだ。この力に耐えられる粘着力はいつまで残っているのだろう。
その結果をこの目で見ることは、たぶん無さそうだ。w
気密テープのこと調べるなんて流石です(≧∇≦)キタイドオリデス!!
ネオマフォームは60年もつと聞いているけど、
気密テープは60年もつの?という疑問があったんです。
工事課さんから「このテープ結構粘着力あるんですよ~。」という言葉をもらったら妙に納得して放置してました。
今はこんなに心配しているけど、壁ができて見えなくなったら気にしなくなりそうですヾ(;´▽`A``
by emorin (2009-05-28 17:52)
emorinさんの期待に応えられて光栄です。(笑)
やっぱり、気密テープ気になりますよね。
でも、ヘーベルハウスの真価は気密性能にあるわけではないので、あまり気にしなくても大丈夫!…?(だと思う(^^;;)
中には気密性能をすごくアピールしているメーカーさんもありますが、気密テープにそこまで期待するには、少し荷が重いかと。
by capi-ta (2009-05-29 00:28)