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逃げた竪樋 [ヘーベルハウスを建てるまで]

capi 妻と母親が家について話している時、たまたま樋の話が出て、capi 妻は「うちの竪樋はみんなまっすぐなんですよ。」と自信満々で話したらしい。








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曲がってた。(笑)

確かに図面を見ると、まっすぐに点線が引かれているのだが、実際には給水ヘッダーを避けるために、20cm ほど樋を逃がしてある。

よく、図面の点線を見逃していて、実際に竪樋が設置されてからショックを受けるという話を聞くが、図面上の点線に気づいていても、その通りに設置されるとは限らないということだ。(苦笑)

しかし、どうせ逃がすのであれば、こんなに目立つ上の部分ではなく、給水ヘッダーの直前で逃がしてくれればいいのにと思うのだが、ここにもちゃんとした理由があった。

下の部分で樋を逃がすと、樋に流れ込んだ雨水が一気に落下して、ジョイント部分にぶつかり、騒音や耐久性の問題が発生するというのだ。

ちなみに、樋の上部に空いている穴は、多量の雨水が流れ込んだ時に「ゴボゴボ」という騒音が発生するのを抑えると共に、水の流れをよくするためだと思うのだが、さだかではない。

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外観のノイズになると悪名高い竪樋は、やっぱり侮れない存在だった。(笑)


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大工工事(1) [ヘーベルハウスを建てるまで]

今回からは大工工事。着々と壁下地が施工されていく。

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すでにセルフレベラーの施工も完了していた。

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リビングやダイニングには床暖房が設置されるので、大部分はセルフレベラーが施工されていない。なんとなく、損をした気分になるのはなんでだろう。(笑)

天井カセットエアコンも設置された。

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実は、エアコンの厚みがあるため、ネオマフォームを無理矢理上に押し上げてあり、かなり微妙な状態に。これも、旧躯体の次世代省エネ仕様ゆえ。(泣)
でも、この後、エアコン周辺をネオマフォームで補強してもらったので、とりあえず問題ないと信じておく。


こちらは 1F のユニットバス。

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ここでも、capi-ta が執拗に(笑)外観にこだわって窓の位置を変更したため、ライトの位置がちょっと不自然に。当初、かなり暗くなることを心配したのだが、思ったよりも明るくて一安心。

ちなみに、ユニットバスは養生されており、ピンぼけではない。:-)


軒天の施工も完了し、一気に家っぽくなってきた。(笑)

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そして、竪樋。外観のノイズになると悪名高い竪樋ではあるが、こうしてみるとステンカラーが思ったよりシャープな印象でかっこいい。

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そう、一人で感心していると、隣で capi 妻がつぶやいた。

「樋が付くと、一気に生活感がでてくるね。」(-.-;;

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配線・配管工事 [ヘーベルハウスを建てるまで]

週末しか現場に行くことができない capi-ta に代わって、いつも写真を撮ってきてくれているのがcapi 妻。capi 妻のくせにトラ猫といういっぷう変わったやつではあるが、その異常なまでの好奇心と押しの強さには、capi-ta も一目置いている。時にはフライングして写真を公開していたりするので、これまた要注意だ。(笑)

そんな capi 妻が、今回も現場にいくと、「capi さんちは配線が多いねぇ。」と職人さんに言われたとか。確かにうちの場合、ダウンライトを多用しているため、どうしても電気の配線が多い。

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それにしても、ピンクがすごい。(笑)

旧躯体の次世代省エネ仕様のため、2Fの配線は通常とだいぶ趣が異なっている。
普通なら梁の穴を使って配線するところだが、まず梁に固定された金属プレートにケーブルを張り、それを利用して電源ケーブルを配線していくのだ。

それに対して1Fの配線、配管は通常と同じように梁の穴を使っている。ユニットバスの付近は、1Fの水廻りだけでなく、2Fのキッチンへの給排水、床暖房などと、配管がとぐろを巻いている。

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サヤ管を梁の穴に通す場合、水の流れにより振動が発生することがあるので、このようにクッションをつけて、騒音を防ぐとともにサヤ管を保護するそうだ。

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そして、サヤ管自体はこのような3層構造で、内部には断熱素材も入っている。

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サヤ管ヘッダーからターミナルまで、一切ジョイントが無いので、万が一、配管を交換することになっても、壁を壊す必要がないというのはありがたい。

サヤ管の耐用年数は60年。間違いなく、capi-ta よりも長く働いてくれるはず。(笑)

排水管は騒音を防ぐため、防音材でしっかりと巻かれる。ジョイント部分は、こんな風にあらかじめ加工された状態で納入されるらしい。

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それ以外の部分はパイプを現場で防音材に通して施工。

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2Fトイレの排水管完成。

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1Fテラスの軒天にも給水・給湯管や排水管が設置されている。そしてこの上には…。

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サヤ管ターミナルがにょきにょきと生えていた。(笑)

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気密・断熱工事の補足 [ヘーベルハウスを建てるまで]

今回は、気密・断熱工事の記事で書き漏らしてしまったことを少し。

ヘーベル板とネオマフォームの間には7mmの空気層が存在するのだが、この空気層は全面に確保されているわけではないようだ。

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薄いピンク色の部材がヘーベル板に貼られているが、これは厚さ7mmのネオマフォーム。この上に25mmのネオマフォームが敷設されることで、着実に空気層が確保される。これと同じ物が柱とヘーベル板の間にも施工されており、柱の外側に断熱ラインがとられている。ファインヘーベルハウスでは、柱を断熱するのに使われるネオマフォームは20mm。

この空気層は、ガラリや1Fの通気口を介して外界とつながっており、1Fから2Fまで躯体内を通気しているのだが、このような構造になっているので、ここを空気がすーすー通り抜けるということはないようだ。


さて、話は変わって、ヘーベルハウスで使われている気密テープは、住化プラステックのカットクロスという商品。

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住化プラステックのカットクロスのページを見ると、結構、興味深いことがわかる。

温度依存性では、20℃から60℃になると、粘着力がほぼ半分になる。

また、エージング試験では、250日でやはり粘着力が半分に低下する。

通常、気密テープが貼られている部分に力が加わることはほとんどない。たとえ粘着力が低下しても、はがれてしまわなければ、気密性が保てなくなるというわけではない。

しかし、地震が起った時、床に関しては剛床システムのおかげでその変位は非常に少ないと思うのだが、水平方向に関しては柔軟なため、壁に施工されたネオマフォームはそれなりに変形することになる。すると、当然のことながら、気密テープでとめられた部分に力が加わるはずだ。この力に耐えられる粘着力はいつまで残っているのだろう。

その結果をこの目で見ることは、たぶん無さそうだ。w


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圧巻!? 断熱・気密工事 [ヘーベルハウスを建てるまで]

ヘーベル板の含水率が十分に下がった後、断熱工事が開始された。

もともと、ヘーベルハウスは次世代省エネ基準を満たすことに対してあまり積極的ではなかったので、0807仕様(いわゆるファインヘーベルハウス)以前の次世代省エネ仕様で施工されたヘーベルハウスは非常に少ない。今となっては、旧躯体の次世代省エネ仕様はまさに絶滅危惧種と言えるだろう。(笑)

旧躯体の次世代省エネ仕様では、2Fの天井に、通常はロックウール100mmが施工されるところ、ネオマフォーム(40+40mm)が施工され、気密テープで目張りされる。

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梁はすべてサニーライトで断熱されている。

天井の断熱工事では、常に上を向いて作業するので、職人さんは大変な負担を強いられる。

#本当にご苦労様です。

ファインヘーベルハウスでは、天井の断熱ラインは室内ではなく室外、すなわち屋根ヘーベルの上にあるので、気密テープを貼る必要はないのではないだろうか。

ありとあらゆる隙間が、丁寧に目張りされている。

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ボルトで固定されている柱は、このようなカバーを付けた上で気密テープで目張りされている。

アンテナ固定システム

Before

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After
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パイプの周辺もきっちり目張り。
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こんなところも。
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そしてここは2Fのキャンティ部分だが、軒の部分で断熱される。

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ヘーベル板とネオマフォームを気密テープで目張りすることはできないので、黒いシーリング材によって目張りされているのがわかる。

そして、ユニットバスが設置されるスペースには床ヘーベルが施工されないので、基礎とネオマフォームの間を同様にシーリングしてある。

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じゃーん。2F断熱・気密工事完了。

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ふつうのヘーベルハウスより、ずっとピンクでしょ。(笑)


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トラブル発生! [ヘーベルハウスを建てるまで]

capi-ta が外観に執拗に(笑)こだわったため、設計のNさんは、ロッジアの排水は竪樋を使わずに、躯体内排水を採用してくれた。

ところが、これが今回のトラブルの元に。:-(
防水工事が完了し、雨水の侵入は無いはずだったのだが…。

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上の写真で見えている2つの穴を排水パイプが通るのだが、この配管が行われていなかったため、ロッジアからの雨水がすべて1Fの床に流れ落ちてしまったのだ。

1F床にできた水たまり。(この写真じゃ全然そう見えないけど)

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通常は雨が入らないテラスに、1F床を伝って雨水が流れ込んでいた。

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待ってましたとばかりに、JET HEATER兄弟が大活躍。(笑)

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勇者JET HEATER兄弟の後ろに避難する、ピンクのネオマフォーム達。

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急遽、躯体内排水の配管を行ってくれたので、1Fの床が水浸しになる危険は無くなった。床ヘーベルがぬれてしまっても、あまり問題ではないのだが、ヘーベル板の含水率が十分に下がった状態で、断熱工事を行ってもらわないと。


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防水工事、そして乾燥期間へ [ヘーベルハウスを建てるまで]

屋上での作業は、想像以上に暑くて大変。
職人さんたちも十分に水分をとり、熱射病対策をしているそうだ。

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丸く見えているのは「ディスク」。防水シートはこのディスクによってのみ固定されるため、気温によるシートの伸縮にも問題なく対応できるという。

防水シートの継ぎ目は重ね貼りになっており、シートを熱で溶かして貼り合わせる、溶着・融着という工法で施工される。

これは「ハット」という部材。

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太陽光発電パネルを設置するための架台を支える柱もしっかりと防水シートで覆われる。

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防水シートの施工が終わり、ぴかぴかの屋上。

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30年後(?)のメインテナンスでは、古い防水シートははがされること無く、その上に増張りされるそうだ。


そして、防水工事が終わり、断熱工事に向けてヘーベル板の乾燥期間に入る。
もし、この時点でヘーベル板の含水率が高いようであれば、大活躍するはずだったJET HEATER兄弟。

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その勇姿を見せることができずに寂しそうに佇む。(笑)

その代わりに活躍しているのは、こちらの大型扇風機。

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扇風機が風を送る先にうごめく黒い影が…。


はっ!座敷童?

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なんだ。capi 妻か。



そして capi-ta がひそかに期待を寄せている…、なんと呼べば良いのだろう?

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このように、点検口にすっぽりと収まって、室内の湿気をがんがん床下に排出してくれる頼もしいヤツだ。(笑)

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ちなみに床ヘーベルが黄色く見えるのは、補修部分に塗布されるのと同じ塗料で、1Fのみに塗られている。これも、1F床に施工されるネオマフォームとヘーベル板の接着を高めるための処理だという。いわゆるファインヘーベルハウスでは、床の断熱材が変更されたためか、この黄色い塗料を塗ることは無いらしい。

さて、ヘーベル板の乾燥が十分に進むといいのだが…。
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シーリング工事 [ヘーベルハウスを建てるまで]

今回はポリウレタンシーリングが打設された。基礎とヘーベル板の間にあるプレートも、すっかり見えなくなっている。

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展示場のサンプルをさわったことのある人なら知っていると思うけど、このシーリング材の柔軟性は半端ではない。かなり強引にねじっても、ねじっても、ねじっても…(笑)切れることが無いのだ。

ヘーベル板の弱点である水の侵入を防いでくれるのは、このシーリング材と外壁の塗装だけなので、少しの塗り忘れもあってはならない。

なぜか、虫がこのシーリング材に決死のダイブを試みる。

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capi妻によれば(笑)、この虫を取ろうと思って、触ってしまうと、とても残念な結果になるそうだ。


シーリング材は硬化するのに4〜5日かかるという。意外なことに、シーリング材は空気が乾燥しているとなかなか硬化せず、どちらかと言うとある程度の湿度が必要らしい。

物干金物の隙間もきっちりシーリングされた。

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旧躯体の証である(笑)ガラリもこの通り。

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剛床システム [ヘーベルハウスを建てるまで]

ヘーベルハウスの床には剛床システムという名前がついている。

2Fの床ヘーベルには丸く見えるコッターという穴が開いており、ここにモルタルが充填されることで、床ヘーベルがずれるのを防ぐ役割を果たす。

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さらに、必要のある部分には鉄筋が渡されていて、これは鉄骨梁にボルトで固定されている。隙間にモルタルが充填されることで、一枚板に形成された床ヘーベルと鉄骨梁が、さらに一体となって強固な剛性を発揮するのだ。

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隙間無くモルタルが充填され、剛床システムの完成。

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この剛床システムは屋根ヘーベルにも採用されている。

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ちなみに1Fの床ヘーベルにはコッターは無い。
1Fは基礎の直ぐ上に床面が形成されるので、変形の可能性は非常に低いためだろう。

ヘーベル板をロッキング工法により固定することで水平方向には柔軟性を持ち、ハイパークロスで地震のエネルギーを吸収する。そして、ねじれ方向の力に対しては、基礎、2Fの床、屋根が高い剛性をもって変形を防ぐ。

うーん。良くできてる。(笑)


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躯体工事が終わって… [ヘーベルハウスを建てるまで]

あっという間に躯体工事が完了した。躯体工事が終わると、完全にシートで養生されてしまい、全体の写真は撮ることができないので、今回は地味な写真ばかり。

とりえあず、なめるようにチェックしてきた。(笑)

やっぱり、床ヘーベルが欠けるのはやむを得ないようだ。社内基準に従って補修してくれる。

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いずれにしても、床ヘーベルの隙間はモルタルで完全に埋められるので、多少の欠けは全く気にする必要はないと思っている。

おっ…!?
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さすがにこれは交換してくれるらしい。(^^;;

よくよく見ると、床ヘーベルだけではなく、外壁にも欠けが…。:-(
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数日後には補修されていた。
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黄色く見えているのは、ヘーベル板と補修材の着きを良くするためのものだという。

外壁ヘーベルは、工場において下塗り(プレコート)が施されており、すでに一次防水機能を持たせてある。さらに、このプレコートには、ヘーベル板の表面強度を増す役割もある。外壁ヘーベルが床ヘーベルにくらべて欠けが少ないのは、このプレコートのおかげのようだ。

欠けが補修された部分は、このプレコートがされていない状態になっているが、吹付工事の際にプレコートと同様の塗装を補修部分に行ってくれるという。

うちの場合は割石(ジーファスタイプ)の外壁なので、多少欠けたところで目立たないが、シンプルなルータータイプの場合は、わからないように補修するのは大変そう。:-)


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